コラム
>治療へのこだわりは、自分自身の体調不良の経験から・・・
頭痛、頭重感、頸部痛、肩関節痛、背部痛、腰痛、臀部及び坐骨神経痛、手首腱鞘炎、股関節痛、ふくらはぎ痛などの様々な痛み。
また、めまい、耳鳴り、突発性難聴、聴覚過敏、耳痛、眼痛、目のかすみ、視力低下、複視(左右の目で見た像が重ならず二重に見える)、アトピー性皮膚炎、鼻づまりと痰、のぼせと冷えの交錯、微熱と低体温の交錯、倦怠感、下痢、便秘、不眠などの自律神経失調症状。
普通のサラリーマンでしたが、30歳頃から、これらの症状に悩まされてきました。
一番つらかったのは、24時間毎日続くめまいと、耳鳴り、聴覚過敏(小さい音でも、耳が痛いほど大きく聞こえる)でした。
病院では、あらゆる検査で異常なく、精神科に行くよう言われました。
接骨院などに通っても、良くなりませんでした。鍼灸院にも行きましたが、痛いところに施術するだけのところでは駄目でした。
いずれも、痛い局所、あるいはその症状だけに目を向けているのです。
悪くなる原因、良くならない原因、それを突き止めて取り除く治療が重要です。
漢方薬やプラセンタ注射療法など、内服系もしばらく続けましたが、効果が出ませんでした。(これらは、鍼灸治療と併用すれば効果的と思います)
神経、血液、リンパ、免疫、内臓機能、骨格のゆがみ、筋肉、結合織、そして精神といった、心身全ての関連性要素を同時に整えていき、しかも効果的な治療法・・・追い求めていくうちに、自らが施術する道に入りました。
鍼灸は、薬のような副作用がなく、体外から体内に直接侵入して、刺激することが出来ます。刺激したい部分だけに作用し、刺激量も自由に調節できます。
医師による手術や注射以外で、体内に侵入刺激を与えられるのは、鍼灸治療だけなのです!
安全で、こんなに効果的な鍼灸、ぜひ当院へお越しください!
>鍼灸治療はどんな感じ?
一般的な鍼灸院では、鍼を刺した状態で20分~40分程度置いておくことがよくあります。これを留鍼(りゅうしん)、置鍼(ちしん)などと言います。
当院の長野式治療法では、鍼を雀啄(じゃくたく、微妙に抜き差しすること)することで、留鍼よりも早く効果を引出していきます。
ただし患者様の体調、体質によって、雀啄の刺激が強すぎる場合や、じっくりと治療する必要がある場合は、留鍼します。
まずは、症状や反応をみて、所見を集めます。所見から、必要な治療法を決めていきます。
体調不良、痛みの原因として、特に重要な治療から始めていきます。反応が変化するごとに、次の治療法へ進んでいきます。
反応が早い患者様は、次から次へといろいろなところを治療していきます。
反応が鈍い、あるいは虚弱体質の患者様は、じっくりと雀啄、留鍼していきます。
最後に症状などを確認して、追加処置や養生、次回以降の治療などをご説明して終了です。
>長野式治療その1-扁桃処置
長野式鍼灸治療について、少しずつご紹介していきます。
旧来の鍼灸では、肝、心、脾、肺、腎といった、いわゆる五臓六腑という概念で証をたてて、治療方針を決めていきます。
ところが長野式では、東洋医学的な考え方と、現代医学的な考え方を、ミックスしたような治療法となっています。
まずは、扁桃処置(へんとうしょち)
長野式治療法における、もっともオーソドックスな処置といえるでしょう。
扁桃とは、喉にある免疫組織のこと。
風邪をひくと喉が痛くなったり、咳や痰、鼻水などが出ます。
たとえ自覚症状がない時でも、喉は外気にさらされているので、細菌やウィルスと常に戦っているのです。
つまり、ごく軽微な感染症を常に発症しているのです。
炎症によって発生した物質が、血流に乗って全身に回ります。
そして、弱っているところについて、痛みを発生させます。
原因のはっきりしない痛みや不調、アレルギーや「○○炎」といった名前の付く疾病は、根底に扁桃が関わっている場合が多いのです。
痛いところに鍼や灸をするだけでは、効きが弱かったり、あるいは再発したり、別の場所が痛くなるでしょう。
根底にある扁桃を強化するのが、扁桃処置です。
>長野式治療その2-アレルギー処置
現代日本社会の課題ともいえる、アレルギーについて。
脈診、火穴診、腹診などで気になるところがあると、
「なにか、アレルギーありますか?」と質問します。
多くの場合、何かしらのアレルギーがあるとの返答が返ってきます。
アレルギーとまではいかなくとも、湿疹、目がかゆい、花粉症などの症状が、たいがいあります。
アレルギーを主訴として、鍼灸院に来られる方はほとんどいないので、
問診票にも何も書いてないことがほとんどです。
ところが、根底ではつながっているのです。
いやむしろ、そちらの方が、原因として重要です。
アレルギー症状緩和の治療もありますが、
アレルギーの原因を改善する処置のほうが重要です。
それが、主訴の本質的な治療にもなるのです。
様々なアレルギーや、湿疹、アトピーなどが主訴で来られたら、
症状を緩和する治療も併用していきます。
>長野式治療その3-筋緊張緩和処置
首筋に胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉があります。
長野式治療において、重視する筋肉の一つです。
寝違いで痛くなったり、ストレスで緊張すると首が回らなくなったりします。ひどくなると難聴、耳鳴り、鼻血、首から肩、腕にかけての痛みや重だるさ、しびれ、額関節炎などの原因にもなります。
首の後ろから肩、背中にかけてある僧帽筋(そうぼうきん)と同じ副神経(第11脳神経)という神経に支配されています。
ということは、後ろ側の僧帽筋と前側の胸鎖乳突筋のコリは、密接な関係があるといえます。
この胸鎖乳突筋がコリコリになっているかどうかをチェックします。特に左右どちらかだけコリコリの場合に、このコリをほぐすことで、筋緊張とストレスの悪循環を断ち切ることが出来ます。
といっても、直接首に鍼をするわけではありません。神経の流れを使って、緊張をゆるめていきます。
筋肉を動かすための神経は、後頭部の延髄あたりで左右が入れ替わっています。
右の脳で左半身、左の脳で右半身を支配する、というのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
そこで、右の胸鎖乳突筋が凝っている場合、反対側の左腕と左足首、ふくらはぎの辺りに鍼をします。
首を強くモミほぐしたりすると、もみ返しのようになり、余計悪化する恐れがありますので、ご注意ください。
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